第1回 現像チャレンジ受賞作品発表

現像チャレンジ

SONIDORI公式Xにて「現像チャレンジ」を開催しました。
突然の投稿にもかかわらず、29点もの素晴らしい現像作品をご応募いただき、感謝申し上げます。
皆さまの多彩な作品を拝見でき、とても楽しいひとときでした。

第1回 現像チャレンジ

お題のRAW画像

たくさんの素晴らしいエントリーをお送りいただき、ありがとうございました!

今回のお題の止まり木に佇むカワセミに対して、参加者の皆さんが個性あふれる現像をし、見事にカワセミの美しさを表現してくださいました。

お題の写真はアンダー気味に撮影されており、カワセミのディテールや色彩が抑えられています。特に暗部のシャドウ部分が強調されており、全体的にダークな印象です。

背景とカワセミの色彩のコントラストが弱く、被写体が少し埋もれてしまっている印象があります。カワセミの鮮やかな青やオレンジの色合いも、現像によって強調される前の段階です。

フォーカスは目だけでなく、全体的にしっかりしており、カワセミの輪郭や羽毛の細かい部分がはっきり捉えられています。しかし、全体のシャープさを感じにくいのは、露出と色調の問題が影響しています。

背景は全体的に暗く、少しざらついた印象です。ボケ感はありますが、もう少し柔らかさがあった方が、被写体であるカワセミを際立たせるのに有効です。

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受賞作品

Tadsさま

@ride_and_photo

この現像作品は、露出、ホワイトバランス、シャープネス、ノイズ処理といった現像技術を巧みに駆使し、カワセミの持つ美しさと繊細さを最大限に引き出しています。露出調整により暗部のディテールが効果的に際立ち、カワセミと背景とのコントラストが鮮明になり、視覚的なインパクトを生み出しています。

ホワイトバランスの調整によって背景の色味が暖かく仕上げられ、被写体の青色が一層引き立つことで、全体として調和の取れた美しい作品に仕上がっています。シャープネスとコントラストの調整によって、羽毛の細部や目の質感が鮮明に表現され、立体感と生命感が感じられる仕上がりです。

ノイズリダクションによって画質を維持しつつディテールが損なわれることなく表現されており、クリアで繊細な質感が際立っています。さらに、鮮やかな青とオレンジのコントラストが強調され、背景とのバランスも良く、全体の統一感と完成度が非常に高いです。

これらの光や色彩の調整により、カワセミの凛とした姿がより魅力的に際立ち、自然の中での存在感を強く感じさせる、芸術性と技術性を兼ね備えた素晴らしい作品となっています。

作品紹介

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